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屋外広告物の表示や設置の許可申請

15日に閉店する大阪・新世界の老舗フグ料理店「づぼらや」(大阪市浪速区)の立体看板「ふぐちょうちん」が、3日未明に撤去された。建物から道路へ突き出した幅などが基準を超えているとして、大阪撤去を求めてきた経緯があり(行政指導)、閉店に向けた準備とみられる。

なお、提灯が大阪市の屋外広告物の基準に抵触しているとして、2011年6月に市の建設局が店の運営会社に対して、提灯を撤去するよう指導していたことが2020年6月に明らかとなった。

大阪市長の松井一郎氏はづぼらやの閉店についてコメントした際に「(市としては)完全に黙認してきた。看板は安全な形で維持されており、市としても見過ごしてきた」と釈明した上で、「(ふぐの提灯は)大阪の名物看板。安全性を担保できるのであれば、オブジェとして残せる形を考えていきたい」と語り、事業者や地元などで適切に管理する条件付きで、看板以外の扱いで引き続き提灯を維持する考えを示していた。(行政裁量)

屋外広告物許可申請とは?

看板を店舗などに取付け屋外広告物許可申請を新規で行う場合は下記の書類が必要になります。

許可申請書
添付する書類(図面・意匠図・配置図・配線図など)
承諾書(他人が所有する土地・建物の場合)
委任状(施主が申請手続きを委託する場合)

看板の種類によって許可期間がきまっています。期限後も引き続き看板を表示する場合は期限が満了する10日前までの継続手続きが必要です。下記の書類が必要になります。

許可申請
図面
広告物のカラー写真
屋外広告物自己点検報告

許可申請をなしで看板を取り付けた場合禁止区域だったり、看板面積を超える場合役所から改善してくださいと連絡がある場合があります。その場合屋外広告物許可申請を提出しなくてはなりませんが、本来なら工作確認申請が必要な看板などの場合、設置後、工作物確認申請が行えないため最悪看板撤去となる場合があります。